3年前の今日、名優・ 小林桂樹さんが亡くなりました。
86歳でした。
自分の大好きな俳優の一人です。
初めて小林桂樹の出演している映画を見たのは、昭和30年「ここに泉あり」という今井正監督の映画でした。
第二次大戦直後の群馬県高崎の市民オーケストラが、群馬交響楽団へと成長する草創期の実話を舞台としたヒューマンドラマでした。
岸恵子、岡田英次、加藤大介、大滝秀治などが出演していました。
「ここに泉あり」のスチール写真です。
岸恵子の右が小林桂樹(32歳)若いですね。
その後ろが岡田英次ですね。
その後は昭和31年ごろから始まった、あの有名な東宝映画「社長シリーズ」で森繁久弥扮する社長の秘書ユーモラスに演じていた小林桂樹さんを思い出します。
昭和33年の画家の山下清さんをモデルにした東宝映画「裸の大将」では新境地を開いた演技でした。
昭和37年の黒澤明監督「椿三十郎」では押入れの中に押し込まれる侍の役が可笑しかった。
その生涯に出演した映画は253本だそうです。
後年はテレビでは刑事物のドラマで元気な姿をみていましたがね。
平成9月19日の新聞に載った死亡記事です。