映画「男はつらいよ」には主演級の大物俳優さんが看板ゲストスターとして出演していることがあります。
中には世界のミフネの三船敏郎さん、森繁久彌さん、志村僑さん、東野英治郎さん、宮口精二さん、柄本明さんなどが国民的映画シリーズに出演して寅さん映画を盛り上げていました。
今回は“世界のミフネ”こと三船敏郎を山田洋次監督の喜劇映画に出演した「知床慕情」を紹介します。
この作品には、淡路恵子さんも出演していました。
淡路恵子さんは離婚や家族の不幸があり映画界から20年間ほど遠ざかっていてこの「男はつらいよ」がカンバック第1作だったのです。
それにしても三船敏郎さんと淡路恵子さんの存在感は凄いですね。
演技はもちろんだが、そんなもの以上にベテラン俳優の世界観が見事にスクリーンに広がっていました。
演技はもちろんだが、そんなもの以上にベテラン俳優の世界観が見事にスクリーンに広がっていました。
手をあげて三船の運転する車を寅さんが止める。「おじさんどっか宿があるところまで乗せてってくれんか?」
これが初の二人の出会い。
寅さんは北海道知床で、頑固だが人間味のある老獣医の順吉(三船敏郎)と出逢う。
ポンコツ車に乗せてもらった縁で居候することになる。
やもめ暮らしの三船敏郎の面倒をみているのが、スナックママ役の淡路恵子。
ある日、三船のひとり娘りん子(竹下景子)が結婚に失敗し東京から帰ってくる。
寅さんは、知床の青年たちと楽しい交流を続けるいっぽうで、不器用な順吉(三船敏郎)とりん子(竹下景子)のぎこちない父娘関係をうまく取り持つ。
しかも順吉は顔に似合わず、悦子(淡路恵子)に密かな思いをよせていたのだった。
この後、順吉が悦子に愛の告白をする。
ためらう順吉に寅さんは「いま言わなかったらな、一生死ぬまで言えないぞ」とはっぱをかける。
【原作・監督】山田洋次
【出演者】
車寅次郎・・・渥美清
諏訪さくら・・・倍賞千恵子
りん子(順吉の娘)・・・竹下景子
上野順吉(獣医)・・・三船敏郎
悦子・・・淡路恵子
車竜造(おいちゃん)・・・下條正巳
車つね(おばちゃん)・・・三崎千恵子
諏訪博・・・前田吟
諏訪満男・・吉岡秀隆
桂梅太郎(タコ社長)・・太宰久雄
御前様・・・笠智衆
あけみ・・・美保純
源公・・・佐藤蛾次郎
船長・・・すまけん
スナックはまなすの常連客・・冷泉黄公裕
・・・赤塚真人
・・・油井昌由樹
諏訪さくら・・・倍賞千恵子
りん子(順吉の娘)・・・竹下景子
上野順吉(獣医)・・・三船敏郎
悦子・・・淡路恵子
車竜造(おいちゃん)・・・下條正巳
車つね(おばちゃん)・・・三崎千恵子
諏訪博・・・前田吟
諏訪満男・・吉岡秀隆
桂梅太郎(タコ社長)・・太宰久雄
御前様・・・笠智衆
あけみ・・・美保純
源公・・・佐藤蛾次郎
船長・・・すまけん
スナックはまなすの常連客・・冷泉黄公裕
・・・赤塚真人
・・・油井昌由樹