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Channel: いよいよおじさんの雑記帳
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昭和を彩った「ヒット映画観客動員数ベストテン」

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「週刊新潮」の8月25日発行の別冊の中の記事から・・・。
 
「昭和を彩ったなんでもベストテン」の中で、昭和の映画の観客動員数ベストテンを紹介していました。
 
 
イメージ 1
 
戦後、完膚なきまでに打ちのめされた後に這いあがったニッポン。
その記憶がなお鮮明だった時代、人々は強いものに憧れた。
日露開戦までの“上り調子”の日本を描いた「明治天皇と日露大戦争」が空前のヒットを記録したのも、その象徴だと言える。
 
しかし、それ以上に驚かせるのは、一世を風靡した日活の“青春映画”などを差し置いて、“ゴジラ映画”が4本もランクインしたことである。
 
日活映画では唯一、黒部ダム建設の際の苦闘を描いた「黒部の太陽」が食い込んだのも、巨大なものへの志向性の強さを表しているといえよう。
                   (本誌記事の内容から)
 
 
この10本の中で私が見た映画は、
 
1位の「明治天皇と日露大戦争」
3位の「ET」
4位の「ゴジラ」
7位の「南極物語」の4本だけです。
 
明治天皇を演じた嵐寛寿郎の重厚な演技に見直しました。
嵐寛寿郎といえば「鞍馬天狗」の役しか知らなかったのでね・・・。
 
新東宝にはヒット作がなかなか生まれないので、大蔵貢社長は、アラカンを明治天皇役での映画を思いついた。
 
大蔵社長は「明治天皇を演ってほしい」と切り出したが、アラカンは吃驚仰天し、断ったそうです。
「この作品に社運をかける、総天然色、大シネマスコープ、製作費二億円」と熱弁を振るい、「寛寿郎くん、大日本最初の天皇役者として歴史に残りたいと思わんかねキミイ」と説得したそうです。
 
日本で最初のシネマスコープ映画になるはずだったが、東映が日本初のシネスコ映画として4月2日に「鳳城の花嫁」を公開したので、新東宝の日本初は27日遅れの当時の天皇陛下の誕生日4月29日に封切り公開でした。
 
映画人口が一番多かった時は昭和33年に11億を突破したのをピークに次第に下降線をたどってゆくことになります。
 
2001年(平成13年)に公開された「千と千尋の神隠し」の観客動員は2350万人といわれていますので、歴代では断然トップですがね・・・。
 
 

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