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Channel: いよいよおじさんの雑記帳
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痛ましい事件でした。

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26日の未明、神奈川県相模原市の障害者施設で大量殺人事件が起こりました。
戦後、最大の殺人事件です。19人刺殺という痛ましい事件です。
ほかに、26人が重軽傷を負っている。

容疑者は「障害者を刺殺する」と今年3月に衆議院議長公邸を訪れ、大島理森衆議院議長あてに今回の凶行を示唆するような手紙を渡していたそうです。
施設名を明記した内容と確な犯行予告がありながら、なぜ未然に防げなかったのか。
犯行の予兆は見逃されて、凶悪な事件が起きてしまった。


産経新聞のコラム「産経抄」を転載します。

 山下清といえば、今も「放浪の画家」「裸の大将」として多くの人に親しまれている。もっとも放浪の途中では、ほとんど絵を描かなかった。緻密で色鮮やかな貼り絵や油絵の制作に取り組むのは、千葉県市川市の養護施設「八幡学園」に戻ってからである。
 ▼小学校でひどいいじめに遭った清は、12歳で学園に預けられた。図画の時間に貼り絵と出合う。ゴッホの研究家でもあった学園の顧問医師の指導を受けて、画才を開花させていく。園児たちの貼り絵の展覧会が開かれると、清の作品は大反響を呼んだ。
 ▼相模原市にある障害者のための施設「津久井やまゆり園」には、149人が入所している。清のように、創作活動に励んでいる人もいたかもしれない。そんな山あいの静かな施設が、血まみれの地獄絵図と化してしまった。
 ▼26日未明、刃物を持って侵入した26歳の男によって、惨劇は引き起こされた。入所者は首などを刺され、19歳から70歳まで男女19人が死亡、26人が重軽傷を負った。犯行後に警察に出頭した男は元職員である。
 ▼「私は障害者総勢470名を抹殺することができます」「職員の少ない夜勤に決行いたします」。男は今年2月、施設名を明記したこんな内容の手紙を衆院議長に渡そうとしていた。明確な犯行予告がありながら、なぜ未然に防げなかったのか。
 ▼清は昭和46年7月、脳出血のために49歳で亡くなった。「今年の花火見物はどこに行こうかな」。これが、直前に家族が聞いた最後の言葉だった。ライフワークとなる貼り絵の「東海道五十三次」に取り組んでいた清にとって、「早すぎる死」であった。まして凶刃によって突然未来を奪われた「やまゆり園」の入所者の無念は、察するに余りある。


過去には昭和13年5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重(現・津山市加茂町行重)の貝尾・坂元両集落で発生した大量殺人事件はなんと30人でした。
後に「津山事件」と名付けたようです。

横溝正史が同じく大量殺人を扱った「八つ墓村」のモチーフにした事件とも言われています

過去の多くの犠牲者が出た主な事件の一覧
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